―前職で及川社長と出会い立ち上げからサポート
初めは、解散する前の会社で社長と出会っていました。前の会社が10年前に解散することになって、社長がこの会社立ち上げるっていって、一応じゃあついていこうっていう感じで入ったんです。ちょうど11月にこの会社設立したのかな。一応、全部設備整って落ち着いてから次の年の1月に入社したような感じですね。
社長は、本当にもう何でもできる社長ですね。別に金型に関わらず、他のことでもパソコンも詳しいです。半分趣味みたいなものですよね。その社長を第一線でサポートするという感じです。
―自分の得意分野『モノづくり好き』には天職
元々モノづくりが好きだったんです。高校卒業してもう、すぐ金型の世界に、前の会社ですよね。設計は、前の会社ではやってたんですけど、もうやっぱり人数も人数なんで、社長は設計だけで、現場は僕と主任で回しています。ですので日頃の製作内容は主任と一緒です。
自分の得意分野なので苦ではないです。だからやっぱり、楽しんでやらないと。この仕事は嫌々でやってたらできないですね。もうお金のためじゃないです。(笑) だって、ここ入った時点で、そうですから、はじめ何もなかったころからいるので、もう給料よりも、まずそこからですね。まだ設備も全然整ってなかったんです。今はもうこれだけいっぱい機械ありますけれど。
―『化粧品容器向け金型』事業の裏側
実は化粧品金型事業ですが、最初はもう散々でした。やっぱり慣れるまでは。初めの頃なんか、型はできたんですけど、お客さんの方でもうち辞めようかみたいな感じでは言ってたんですけど、まあそれでもあきらめずにやってたんで、そこは認めてくれてたみたいです。
結局、慣れてないからってだけでした。設備は整ってても、やっぱり異業界の仕事ってやったことないから勝手がわからないんですよ。手順というか、そういうのもあったんで、初めの頃はやっぱり「どれやればいいのかな?」っていう。無駄な時間とかもありました。慣れてくると「もうこういう型はこういう感じやればいいんだな」っていう、それが分かってくるので、頭の中でもうある程度段取りを組んで、今に至るみたいな感じです。
―どこでも通用する金型製造加工職人になれる
こういう職業好きなら、どんな人でもいいんじゃないですか? 別に仕事ができなくても、覚えたいとかっていう気持ちがあるなら、未経験でもぜんぜん大丈夫です。やっぱり、やる気の問題なので、最終的にどんなに仕事できても、やる気なかったらそこまでと思います。
ここで一人前になったら、どこに行っても多分。うちはどの機械を誰が使ってとかないんです。別に使いたければ好きに使っていいみたいな。オールマイティーです。もうほとんどオールマイティーだから僕も、社長と2人だったときは、1人で全部機械回してたんです。逆に覚えられるから、それはもう手に職ですよね。
だから結局、給料も技術力でついてくるものなので。だからマシニングなんかもぜんぜん使ったことなかったのに、もう行き当たりばったりで何とかしました。(笑)誰も教えてくれる人いなかったんで、もう。ある程度の使い方は分かっていたんで、それをひたすら使い続けてもう回数ですよね。もう経験で積んでいくしかないです。
―人次第、人数次第で生産力が上がっていく
やっぱり最初は難しかったですよ。一つずつじゃないと、もうどうしても難しいんですが。それが慣れてくるともう1台とか、さらに慣れてくるともう1台とか、あと他の仕事やってるとか。全然4個くらいいっぺんできたりやれますよ。ただ今は主任に手伝ってもらってるんで、もうこっちはこっちでやってます。ただ、それを1人でやっちゃうと、1人のキャパって決まっちゃってうんで、金型はやっぱり何個も受けたら部品がいっぱい増えるじゃないですか。それを1人で回すってなると、どうしても時間と人数が足らないので、そこは手分けして今やってるような感じですよ。それでも今、人が足らないくらいです。もっと生産できますね。
―伸び伸びと機械いじれる自由な環境
他のもうちょっと大きい中企業くらいだと、もう機械、オペレーターみたいな感じになっちゃうから、もうそれしか思えられないですからね。要は型さえあえれば何やってもいいんです。(笑) かなり自由なんでうちは。(笑)むしろ、仕事以外のことを別にやっていても「仕事さえ終わらせれば何でもいい」みたいな。だから、機械を勝手に使ってもいいですし、なんか違う自分の趣味のことでも。そういうのでもやっぱり経験積んで覚えることができると思いますよ。ただ納期に間に合わせて、仕事さえ終わらせれば大丈夫です。そういう点では、プログラムとかITの現場にもちょっと近いかもしれないですね。興味があればどんな人でも来て欲しいですね。ちろん経験者なら尚更いいです。